ダイソンから初めてのポータブルハンディファン「Dyson HushJet Mini Coolファン」(以下、クールファン)が登場した。髪の毛が絡まないスリムな外観は、一目で従来のハンディファンとは違うと感じさせる。しかし、使っているうちに使用場所は選びそうだと分かってきた。
「Dyson HushJet Mini Coolファン」の特徴
「Dyson HushJet Mini Coolファン」は、1万7600円で販売中。髪の毛がないデザインにはいくつかのメリットがある。例えば、1)かばんなどから出し入れする時、大きなヘッド部がないので引っかからない、2)スリムな円筒形で収納時も場所を取らない、3)長い髪がファンに絡まったり、巻き込まれたりする心配がない、4)軽いから周囲に自慢できる、など。特に女性には魅力的に見えるかもしれない。
デザインと携帯性
薄いハンドバッグにもすっきり収まり、取り出す時も引っかからない。直径は同社のヘアドライヤーなどと同じ38mm、高さは180mm。本体重量は約212gで、スマートフォンと大差なく、首の負担はあまり気にならない。
気になるデメリット
一方のデメリットとしては、風の向きをあまり自由に変えられない点がある。例えば机の上で扇風機として使いたい時、ハンディファンの多くは本体を寝かせた状態でヘッド部を引き起こせば、安定した形で使えるのだが、クールファンは基本的に立てた状態で使用する。
スタンドが付属。ケーブル用の凹みがあり、充電時も使える。ネックストラップに装着したところ。このまま首にかければ手に持つ必要がない。
ノズル部分の角度はあまり変わらないが、くるっと回すと真上に風を送ることができる。この状態で付属のネックストラップに取り付けると、両手を使わずに首の真下から風を届けられるので、外出時には便利だ。
髪の毛なしでどうやって風を出す?
ダイソン独自の技術により、ヘッド部にブレード(羽根)を持たず、空気を増幅して風を生み出す。これにより、従来のファンのように回転する羽根がなく、髪が絡まるリスクがゼロになる。また、清掃も簡単で、ほこりがたまりにくい構造だ。
ただし、風量は3段階で調整可能だが、最大風量でも従来のプロペラ式ファンに比べるとやや弱いと感じる場面もある。特に猛暑日の屋外では、十分な涼しさを得るには少し物足りないかもしれない。
総合的に見ると、Dyson HushJet Mini Coolファンは、髪の毛が絡まない安心感とスタイリッシュなデザインが魅力の製品だ。しかし、風向きの固定や風量の限界など、使用シーンを選ぶ点は理解しておく必要がある。



