OpenAIに、著名なAI研究者と政策の専門家が相次いで加わることが明らかになった。Googleで生成AIモデル「Gemini」の開発を共同で率いてきたノーム・シャジーア氏と、連邦政府でAI政策に携わったディーン・ボール氏が、それぞれXへの投稿でOpenAIへの参加を明らかにした。
ノーム・シャジーア氏の経歴とOpenAI入り
シャジーア氏は6月17日(現地時間)にXで「OpenAIに加わることをお伝えできて嬉しい。あの素晴らしいチームと働けることを楽しみにしている」と表明。「これは難しい決断だった。Googleの素晴らしいチームと、共に築いてきたすべてを誇りに思う」とも述べ、Googleを離れることを明らかにした。
シャジーア氏は、現在の生成AIの基盤となっている「Transformer」アーキテクチャを提案した2017年の論文「Attention Is All You Need」の共著者の1人。2000年にGoogleに入社し、検索や広告関連の技術開発に携わった。2021年に同社を離れてCharacter.AIを共同創業したが、2024年にGoogleに復帰していた。復帰後はGoogleのGemini開発を共同で主導してきた。
OpenAIのサム・アルトマンCEOはXで、シャジーア氏は「OpenAIの始まりから私が最も一緒に働きたいと思っていた人々のうちの1人だ。10年かかった。待った甲斐があったと思う!」と語った。
ディーン・ボール氏の経歴とOpenAI入り
一方、AI政策の専門家であるディーン・ボール氏は18日、XでOpenAIへの参加を表明。同氏は「7月6日にOpenAIに加わり、Strategic Futuresという新設チームのリーダーを務めることを発表でき、光栄に思う。我々の役割は、OpenAIの経営陣がフロンティアAI政策を形成するのを支援することだ。やるべき仕事は山ほどあり、着手するのが楽しみだ」と投稿した。
ボール氏は、2025年にトランプ政権が公表したAI政策の指針「AI Action Plan」の主要な執筆者の1人として知られる。それ以前は米大統領府科学技術政策局(OSTP)でAI・新技術担当の上級政策補佐官を務めた。AI政策に関する論考をニュースレター「Hyperdimensional」で発信してきたほか、シンクタンクのFoundation for American Innovation(FAI)に所属しており、OpenAI参加後もFAIの非常勤シニアフェローを継続する。



