宮崎県門川町沖の無人島・乙島で9月中旬、「乙島デジタルデトックス体験」が開催された。日向青年会議所(宮崎県日向市)が主催し、県内の小学4年生から60歳代までの約40人が参加。スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器と意識的に距離をとることで、心身を休ませてリフレッシュを図る「デジタルデトックス」が注目される中、あえて不便な場所で体験イベントを企画し、地域振興につなげる取り組みとしても注目されている。
島の自然を満喫、スマホは「触らない」ルール
周囲約4キロの乙島は、砂浜や洞穴、森などの自然があふれ、キャンプ場や遊歩道、太平洋を望む展望台などが整備されている。イベントでは、スマホは通じるが触らないとのルールが設けられた。
参加者らは初日の朝、対岸の港から船に乗り込み、約5分で乙島に上陸。午前9時頃から午後3時半頃まで、同青年会議所メンバーらの手引きで徒歩での島巡りや堤防からの魚釣り、シーカヤック体験などを満喫した。
参加者からは「新鮮だった」との声
休日には7時間ほどスマホを手に取ることもあるという同町立門川中3年の生徒(14)は「遊びに集中し、携帯を触りたいと思わなかった」と笑顔を見せた。中2の娘、小6の息子と参加した同県日向市のパート従業員(41)は、「スマホを見ない分、子どもたちと色々な会話ができて新鮮だった」と満足げだった。