ホームセンターのカインズは8月5日、同ブランド初となる家電新商品発表会で「解凍も冷食あたためもムラになりにくいフラットレンジ」を発表した。電子レンジ利用時によくある「解凍ムラ」「あたためムラ」の解消とともに、「時短」加熱で素早いあたためを実現する。
くらしに合わせた価値を提供するカインズ家電
カインズは「くらしDIY」をコンセプトに、くらしに合わせた価値を提供することを目指している。これまで「直感的に合わせやすいトースターのつまみ」「持ち手が自然に握りやすいクリーナー」など、ユーザーが毎日触れる部分に着目した家電製品を開発してきた。
今回発表された製品は、冷凍庫需要の拡大、冷凍食品の家計支出も増加傾向にあることに着目したもの。サイズはW47.2×D34.5(ドアハンドル含む:38.5)×H29.5cm、庫内容量は20L、定格消費電力は1,350W、価格は19,800円(税込)。8月1日より全国248店舗で販売されている。
日常の困りごとを4つのアプローチで解決
カインズ 商品統括本部 ライフスタイル事業本部 家電部 部長の稲田憲昭氏は、「例えば、食材を小分けにして冷凍し、解凍するときに、重さを入力しないといけません。いざ解凍しても、ドリップが出ていたり、外側が焼けたり、中がカチカチだったりします。冷凍食品なども、袋の裏側に記載されているワット数や時間を確認してセットするのがちょっとした手間だったりします」と、電子レンジの日常的な困りごとを挙げる。
こうした困りごとに対し、カインズは4つのアプローチで解決を図る。ひとつ目は、赤外線センサーと独自加熱プログラム。食材等の表面温度を正確に検知し、最適な出力と加熱時間を算出する。従来製品よりも出力を細かく制御することで、食品・食材へのダメージを抑えるという。
解凍上手・冷食あたため上手・時短加熱
ふたつ目は、ドリップを抑え、調理のしやすさと食べごろを考慮した解凍を行う「解凍上手」。専用のボタンを押すだけで赤外線センサーが温度を検知し、出力をコントロール。重量設定を行うことなく、食材のダメージを抑えながら解凍を行う。食材中心は軽く凍った程度に仕上げ、包丁で切りやすい状態にし、盛り付けから食卓に出すころにちょうど食べごろになるよう設定している。
三つ目は、ワンタッチで冷凍食品を中までしっかりあたためる「冷食あたため上手」。こちらも専用のボタンを押すだけで赤外線センサーが冷凍食品の温度を検知し、出力をコントロールしながら適温にあたためる機能だ。
四つ目は、最大3分間の高出力で、素早いあたためを実現する「時短」加熱。加熱中に専用のボタンを押すことで、通常の600W出力から900Wの高出力に切り替わる。最大継続時間は3分となり、経過後は600Wに戻る。なお、「時短」ボタンは停止時には動作せず、またディスプレイで時計マークが点滅しているときのみ機能が有効となる。
オーブン機能を省き、あたために特化した単機能レンジ
カインズ 商品統括本部 商品開発事業本部 ライフスタイル開発ユニット アソシエイトマーチャンダイザーの古谷野真吉氏は、「本製品はオーブン機能をあえて省き、あたため特化の単機能レンジとすることで、機能と価格のバランスを実現いたしました」と開発意図を語る。また、今回カインズが初の家電新商品発表会を行った理由を次のように述べた。
「カインズはこれまで、家電の開発にあまり力を入れられていませんでした。しかし、ここ1年ぐらいは製品の開発をどんどん行い、ある程度ご紹介できる品種が出揃いました。さらに今回、とくにオススメできる製品を作ることができ、みなさんにいったんご紹介できるタイミングが来たのではないかと考え、発表会を行わせていただきました。今後もお客さまの困りごとを起点に、調理家電、生活家電、季節家電などカテゴリにとらわれずに開発にチャレンジしていきたいと思っています」(古谷野氏)
会場では2月に発売された「髪の毛もペットの毛もからみにくい お手入れ簡単 コードレススティッククリーナー」の実演も行われた。



