Zepp Healthは、同社のスマートウォッチブランド「Amazfit」から、スクエア型スマートウォッチ「Amazfit Bip Max」を発売した。価格は1万8980円で、カラーはシルバー、ダークブルー(初回生産限定)、カーボングレーの3色展開となる。
エントリーモデルながら上位モデルの機能を搭載
Bipシリーズは、Amazfitのラインアップの中でエントリーに位置付けられる。Bip Maxは、1月に発売された「Amazfit Active Max」に続く「Max」を冠する第2弾で、大型ディスプレイやロングバッテリー、オフラインマップなど、上位モデルで提供されてきた機能をエントリー価格帯に持ち込んだモデルとなる。
2万円を切る価格で何が手に入り、どこが割り切られているのかを中心に、実機で確認していこう。
大画面ゆえに、やや無骨なデザイン
本体サイズは約42.63(幅)×49.5(縦行き)×10.93(厚さ)mmで、重量は公称で約52.6g(バンドを含む)。実測では約52.9g(同)だった。ディスプレイのカバーガラスには強化ガラスを採用している。一部の上位モデルが用いるサファイアガラスではないが、この価格帯の仕様としては妥当だろう。
スクエア型で画面が大きい分、腕元での存在感はかなりある。道具感のある、率直に言えばやや無骨なデザインだ。スポーツやアウトドアにはなじむ一方、ビジネスシーンも含めて日常的に着けるとなると、好みが分かれるかもしれない。
見やすい2.07型AMOLEDを採用
ディスプレイは2.07型のAMOLED(有機EL)で、解像度は432×514ピクセル(324ppi)、最大輝度は3000ニトだ。メーカーはスクエア型スマートウォッチとして最大クラスの画面サイズをうたっている。
実際に使っていても、この画面の大きさは分かりやすいメリットだ。通知の文章や計測データが大きく表示され、視認性への不満はなかった。最大輝度3000ニトの明るさもあり、屋外での視認性も良好だ。
ボディーの右側面に2基の物理ボタンを搭載する。上の赤いボタンはトレーニングメニューまたはホーム画面の表示に、下のボタンはメニュー表示に割り当てられている。
バンドは22mm幅で、スライド式のバネ棒を採用しており、仕様上は工具なしで交換できる。ただ、試用機ではこのスライドが非常に重く、取り外しはできたものの、取り付け時にはバネ棒外しを使う必要があった。個体差の可能性もあるが、汎用(はんよう)バンドへの交換を考えている場合は、多少の手間を見込んでおいた方がいいだろう。
オフラインマップに対応、ただし周辺検索は非搭載
Bip Maxは4GBのストレージを備え、地図データを本体に保存してのオフラインマップ表示と、ターンバイターン方式のナビゲーションに対応する。等高線入りの地形図(コントゥアマップ)や、YAMAP・ヤマレコのGPXデータ読み込みもサポートするとのことだ。エントリー価格帯でオフラインマップを搭載する機種は少なく、仕様としては目を引く部分だ。
マップデータはあらかじめダウンロードしておく必要がある。なお、データ容量節約のためにスキーマップやコントゥアマップを外しても、あまりダウンロードサイズは変わらない。
ただし、上位モデルにあるような周辺スポットの検索機能は搭載していない。できるのは現在地と軌跡、読み込んだルートの確認が中心で、正直なところ、日常的な使いどころは限られるだろう。スマートフォンを取り出さずに現在地を確かめる、あらかじめ用意したルートをなぞる、といった用途に割り切る必要がある。
なお、メーカー自身も本格的な登山用途には上位のT-Rexシリーズを推奨しており、Bip Maxのマップ機能は軽めのハイキングや入門的な登山までという位置付けだ。
バッテリーは約10日間駆動
バッテリー駆動時間は、通常使用で約10日間とされる。実際に使ってみても、1週間以上の駆動は十分に可能で、頻繁な充電を気にせず使えるのは大きなメリットだ。
音声操作やBluetooth通話にも対応しており、エントリーモデルながら実用的な機能がそろっている。



