トヨタ、中国でEV生産開始へ 2027年までに新型車投入
トヨタ、中国でEV生産開始へ 2027年までに新型車投入

トヨタ自動車は、中国市場向けの電気自動車(EV)の生産を開始する方針を固めた。2027年までに新型車を投入し、現地生産体制を強化することで、競争が激化する中国EV市場でのシェア拡大を目指す。

中国でのEV生産計画の詳細

トヨタは、中国の合弁会社である広汽トヨタや一汽トヨタの工場を活用し、EVの生産を開始する。2027年までに、中国市場向けに設計された新型EVを投入する予定だ。これにより、現地の需要に迅速に対応し、コスト削減を図る。

トヨタの中国事業責任者は「中国市場は世界最大のEV市場であり、現地生産が不可欠だ。我々は中国のパートナーと協力し、競争力のあるEVを提供する」と述べている。

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市場競争の激化とトヨタの戦略

中国のEV市場は、BYDやテスラなどの競合が先行しており、トヨタは出遅れている。2023年の中国EV販売台数は前年比35%増の約900万台に達し、トヨタのEV販売はそのうちわずか1%未満だった。トヨタは今回の生産計画で、2027年までに中国EV市場で5%のシェアを目指すとしている。

トヨタはまた、中国のバッテリーサプライヤーとの提携を強化し、コスト競争力を高める方針だ。具体的には、寧徳時代新能源科技(CATL)との協業を拡大し、次世代バッテリーの調達を進める。

今後の展望

トヨタは、中国以外の新興市場でもEV生産を拡大する計画で、2026年までに全世界で10車種のEVを投入する目標を掲げている。中国での生産開始は、その第一歩となる。

業界アナリストは「トヨタが中国でEV生産を本格化させるのは、市場の変化に対応するためだ。しかし、競争が激しい中でシェアを拡大するには、価格と性能の両面で差別化が必要」と指摘する。

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