トヨタ自動車、2025年までに新型EV10車種投入へ-戦略転換で攻勢
トヨタ、25年までに新型EV10車種投入へ

トヨタ自動車は、2025年までに新型電気自動車(EV)10車種を市場に投入する方針を明らかにした。これは、同社がこれまで重視してきたハイブリッド車(HV)戦略からの大幅な転換を示すものであり、世界的なEVシフトの加速に対応する狙いがある。

EV投入計画の詳細

トヨタは、2025年までに投入する10車種のEVについて、セダン、SUV、ミニバンなど多様なボディタイプをラインアップする計画だ。また、これらのEVは、トヨタ独自の次世代バッテリーを搭載し、航続距離を現行比で50%以上向上させるという。さらに、2026年以降は、車両プラットフォームをEV専用設計に切り替え、生産コストを半減させることを目指す。

戦略転換の背景

トヨタは長らく、HVや燃料電池車(FCV)を含むマルチパスウェイ戦略を掲げてきた。しかし、欧州や中国でのEV規制強化、テスラや中国メーカーの台頭を受け、EVへの本格参入を迫られていた。豊田章男社長は、「EV市場の成長は予想以上に速い。当社も需要に応えるべく、電動化のスピードを加速する」と述べている。

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販売目標と投資計画

トヨタは、2030年までに世界販売台数に占めるEVの比率を30%(約350万台)に引き上げる目標を設定した。この目標達成のため、バッテリー関連投資に2兆円を投じる計画だ。また、2025年までにEV生産能力を年間100万台に拡大する方針で、国内外の工場で生産ラインのEV対応を進める。

業界への影響と課題

トヨタのEV攻勢は、日本メーカー全体の電動化を加速させる可能性がある。一方で、部品調達や充電インフラ整備など、課題も山積している。特に、バッテリーの安定調達が鍵となり、トヨタはパナソニックとの合弁会社や、中国のCATL(寧徳時代新能源科技)との提携を通じて、サプライチェーンを強化する方針だ。

今回の戦略転換により、トヨタは世界のEV市場で存在感を高めることができるか。今後の動向が注目される。

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