トヨタ、中国でEV生産能力年20万台に倍増へ
トヨタ、中国EV生産能力を倍増

トヨタ自動車は、中国における電気自動車(EV)の生産能力を現在の年10万台から20万台に倍増する計画を発表した。これは、2025年までに同社の世界販売におけるEV比率を50%に引き上げる目標の一環である。新たな生産能力は、トヨタの中国合弁会社である広汽トヨタと一汽トヨタに割り当てられる予定だ。

生産能力増強の背景

トヨタは、中国市場でのEV需要の急増に対応するため、生産能力の拡大を決定した。中国は世界最大の自動車市場であり、中国政府のEV普及政策も追い風となっている。トヨタは、2022年に中国で約190万台の新車を販売したが、そのうちEVはごく一部にとどまっている。同社は、2025年までに中国市場でEVを年50万台販売する目標を掲げており、今回の生産能力増強はその実現に向けた重要なステップと位置付けられる。

具体的な投資計画

トヨタは、広汽トヨタと一汽トヨタの両工場に新たなEV生産ラインを設置する。投資額は非公開だが、業界関係者によると、総額で約1000億円規模とみられる。新ラインでは、トヨタの次世代EVプラットフォーム「e-TNGA」を採用し、複数のEVモデルを生産する計画だ。生産開始は2024年後半を予定している。

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競争激化する中国EV市場

中国のEV市場は、BYDやテスラなどの競合他社が急速にシェアを拡大している。トヨタは、中国市場での競争力を強化するため、生産能力の拡大だけでなく、現地での研究開発体制も強化する方針だ。トヨタの中国法人であるトヨタ中国のトップは、「中国市場はEVの需要が非常に高く、我々は顧客のニーズに応えるため、生産体制を強化していく」と述べている。

今後の展望

トヨタは、今回の生産能力増強により、中国市場でのEV販売を加速させる。同社は、2030年までに世界で年間350万台のEVを販売する目標を掲げており、中国市場はその重要な柱となる。トヨタは、中国でのEV生産能力をさらに拡大する可能性も示唆しており、今後の動向が注目される。

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