トヨタ自動車の中国市場における電気自動車(EV)販売が低迷している。2024年のEV販売台数は約10万台にとどまり、独フォルクスワーゲン(VW)の約20万台に大きく差をつけられた。
中国EV市場での苦戦
中国は世界最大のEV市場であり、現地メーカーのBYDや新興勢力が台頭する中、外資系メーカーは厳しい競争にさらされている。トヨタはハイブリッド車(HV)で強みを持つが、EVシフトでは出遅れている。
一方、VWは中国市場向けにEVの現地生産を積極的に進めており、ID.シリーズの投入で販売を伸ばしている。VWの中国におけるEV販売台数は2023年比で約30%増加した。
トヨタの戦略転換
トヨタは2026年までに中国でEVの新モデルを10車種投入する計画を発表した。また、現地パートナーとの協業を強化し、電池の現地調達を進める方針だ。
業界アナリストは「トヨタはHVで稼いだ資金をEV開発に振り向ける必要がある。中国市場でのシェア回復には、価格競争力のあるEVの投入が不可欠」と指摘する。
中国市場の重要性
中国はトヨタにとって世界第2位の市場であり、販売台数の約15%を占める。しかし、EVシフトが加速する中、ガソリン車やHVの需要が縮小すれば、トヨタの収益に影響を与える可能性がある。
中国汽車工業協会によると、2024年の中国EV販売台数は前年比25%増の約600万台と予測されており、競争はさらに激化している。



