トヨタ自動車と日産自動車が電気自動車(EV)販売で苦戦している。中国市場での競争激化や航続距離の短さが主な要因だ。両社は新型EVの投入で巻き返しを図るが、厳しい状況が続いている。
中国市場でのシェア低下
中国ではBYDなどの地元メーカーがEV市場を席巻。トヨタのEV販売台数は2023年に約10万台にとどまり、計画を大幅に下回った。日産も同様で、新型「アリア」の販売が伸び悩んでいる。
業界アナリストは「中国市場では価格競争が激化しており、日系メーカーは技術面でも遅れを取っている」と指摘する。
航続距離と充電インフラの課題
消費者の間では航続距離への不安が根強い。トヨタの「bZ4X」は航続距離が約500kmとされるが、実際の走行では400km未満との報告もある。日産の「リーフ」は航続距離が約270kmと、競合に劣る。
充電インフラの整備も遅れており、地方部では充電スタンドの不足が顕著だ。
巻き返しへの取り組み
トヨタは2026年までに次世代EVを投入し、航続距離を1000kmに延ばす計画。日産も2025年に新型EV「サクラ」の後継モデルを投入する方針だ。
しかし、専門家は「中国市場でのシェア回復には時間がかかる」と見ている。両社のEV戦略は正念場を迎えている。



