日本の自動車大手3社(トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車)が、2025年に相次いで新型電気自動車(EV)を投入する計画を明らかにした。各社はEVシフトの加速を背景に、競争力のあるモデルを市場に送り出すことで、存在感を示す狙いだ。
トヨタ:多様なラインアップで攻勢
トヨタは2025年、SUVタイプの新型EV「bZ4X」の改良版に加え、新たなセダン型EVを投入する予定だ。同社は2026年までに10車種のEVを投入する目標を掲げており、その第一弾として位置づけられる。bZ4Xは現在も販売中だが、航続距離の延長や充電性能の向上が図られる見込み。
また、トヨタは次世代バッテリーの開発を進めており、2025年には新型バッテリーを搭載したEVを一部投入する計画だ。これにより、航続距離は500km以上を実現するとされる。
ホンダ:北米市場を中心に展開
ホンダは2025年、北米市場向けに新型SUVのEV「Prologue」を投入する。これはゼネラルモーターズ(GM)との協業により開発されたモデルで、GMの「ウルティウム」バッテリーを搭載する。Prologueは2024年に発売予定のアキュラブランドのEVに続く、ホンダブランド初の量産EVとなる。
さらに、ホンダは日本市場でも軽EV「N-VAN e:」の販売を2025年に開始する予定。軽商用車のEV化を進めることで、脱炭素社会への貢献を目指す。
日産:新型リーフとSUV投入
日産は2025年、フルモデルチェンジした新型「リーフ」を投入する見込み。現行型は2010年の発売以来、累計販売台数が世界で60万台を超えるなど、EVのパイオニア的存在だ。新型リーフは、デザインや航続距離を大幅に向上させるとともに、価格を抑えることで普及を促進する。
また、日産は2025年までに新型EV「アリア」に続く、コンパクトSUVのEVを投入する計画。同社は2030年までにEVとe-POWER車の販売比率を50%以上にする目標を掲げている。
業界全体の動き
日本の自動車メーカーは、中国や欧米メーカーに比べてEVシフトが遅れているとの指摘がある。しかし、各社は2025年を境に本格的なEV攻勢をかけることで、巻き返しを図る。特に、トヨタの次世代バッテリーやホンダのGMとの協業、日産のリーフの刷新は、競争力の鍵を握る。
2025年は日本のEV市場にとって転換点となる可能性が高い。各社の新型EVがどのような評価を得るか、注目が集まる。



