トヨタ自動車は、新興国市場での電気自動車(EV)販売を強化する方針を固めた。同社は2026年までに、インドや東南アジアなど新興国向けの低価格EVを複数投入する計画だ。
低価格EVの投入
トヨタは、現地の需要に合わせた小型で手頃な価格帯のEVを開発中。これらのモデルは、既存のハイブリッド車(HV)の技術を応用し、コストを抑える方針。また、現地での生産も視野に入れており、部品の現地調達率を高めることで価格競争力を向上させる。
戦略の背景
新興国市場では、環境規制の強化やガソリン価格の高騰を背景に、EV需要が高まっている。しかし、現状では高価格が普及の障壁となっている。トヨタは、低価格EVの投入でこの障壁を取り除き、市場シェア拡大を狙う。
同社はこれまで、HVで新興国市場に強みを持ってきたが、EVシフトの流れを受け、戦略の転換を迫られている。トヨタは、EVだけでなく、HVや燃料電池車(FCV)など複数の電動化技術を併用する「マルチパスウェイ戦略」を掲げているが、新興国では特にEVの重要性が増している。



