スズキの新型軽BEV「e SKY」プロトタイプ、徹底した“普通”の走りを評価
スズキ新型軽BEV「e SKY」、徹底した“普通”の走りを評価

スズキの新型軽乗用BEV「e SKY」プロトタイプは、一般道路で常用するアクセル操作量では“普通”の加速特性を持つ。これは、これまでの軽自動車からの乗り換えをスムーズにするための設計思想だという。

「普通」の加速特性が生む安心感

交通コメンテーターの西村直人氏が試乗したところ、アクセル踏みはじめの一瞬は反応が鋭く、発進時にはアクセルペダルとクルマの一体感が強い。しかし、アクセル開度を一定に保つと、BEV特有の力強い加速はなく、内燃機関の軽自動車そのものの走りを見せる。

スズキの四輪電動技術本部・四輪EV設計部長である野寺泰徳氏は「これまで軽自動車に乗ってこられた方々にすんなり受け入れていただける、そんなBEVを目指しました」と説明した。

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走行性能と充電性能の詳細

プロトタイプのためモータースペックは未公表だが、日産自動車「サクラ」や三菱自動車「eKクロス EV」のような連続した加速力は体感できなかった。e SKYはアクセルペダルを戻すことで回生力を調整できる「イージードライブペダル」を採用するが、走行モードの設定はない。

一方、しっかり踏み込めばハスラーHYBRID Xターボと同等の速さを見せ、イージードライブペダルをオンにすると強い減速度(最大約▲0.2G)も生み出せる。こうした加減速方向の高い分解能により、ドライバーはスムーズな走りを実現できるという。

一充電走行距離は310kmで、普通充電は3kW(200V16A)で約8時間、6kW(200V30A)で約4.5時間。急速充電(50kW)では約25分で充電警告灯点灯から80%まで充電可能。ただし、これらの数値はプロトタイプの参考値である。

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