三菱自動車工業は、新型「パジェロ」を世界初公開した。2026年度は生産国であるタイを皮切りに、日本、オーストラリアに順次展開し、来年度以降はアセアン、中南米、中東など世界約100カ国に広げる計画だ。
新型パジェロの概要と販売計画
新型パジェロは通算5代目となるモデルで、最新のラダーフレームに接地性に優れたサスペンション、2.4Lクリーンディーゼルエンジンを組み合わせた本格オフロードSUVだ。日本での販売は、4代目モデルの販売終了から7年ぶりとなる。
ワールドプレミアに登壇した三菱自動車代表執行役社長兼COOの岸浦恵介氏は、新型パジェロについて「当社の強みである四輪制御技術を中心に、三菱自動車の技術の粋を集め、持てる全てを注ぎ込んだ」と説明した。
新型パジェロはタイで10月中旬に発売し、日本では10月29日に発表、12月17日に発売する予定だ。予約注文の受け付けは10月1日に始まる。今年度のグローバル販売は1万台を計画しているという。
シリーズ展開とパワートレインの将来構想
三菱自動車は今後、「パジェロ」をシリーズとして展開していく方針だ。岸浦社長は、将来的にコンパクトSUVとスモールSUVを投入する計画があることを明らかにした。
パワートレインの詳細は非公表としながらも、岸浦社長は「クルマの大きさに合った最適なパワートレインがあると思っている」と述べ、ガソリン(ハイブリッド)やプラグインハイブリッド(PHEV)も含めて検討していきたいとした。
開発責任者の試乗評価
岸浦社長は新型パジェロに試乗済みで、愛知県岡崎市にある全てのテストコースで新型の走りを試したという。感想としては「ここまで仕上がっているのか」と思ったとのこと。競合車との乗り比べも実施した上で、「ちょっと、レベルが違うな」と感じたという。
大雨の中で試乗した際には、「ものすごいスピードで」アクセルを踏み込んでスラロームを駆け抜けたそうだが、その際も姿勢は安定していて、グリップがしっかりと効き、安心感があったと話していた。



