コマツ、EV油圧ショベルを2025年投入へ 脱炭素需要に対応
コマツ、EV油圧ショベルを2025年投入へ

コマツは、2025年までに電動油圧ショベル(EV油圧ショベル)を市場投入する方針を明らかにした。建設現場における脱炭素化の需要の高まりを受け、従来のディーゼルエンジン搭載機と比較してCO2排出量を最大50%削減できるとしている。

電動油圧ショベルの開発背景と仕様

コマツは、中堅クラスの油圧ショベルをベースにした電動モデルを開発中で、2025年の発売を目指す。搭載するバッテリーはリチウムイオン式で、1回の充電で8時間の連続運転が可能。充電時間は急速充電で1時間、普通充電で8時間を見込む。

同社は「建設機械の電動化は、顧客の脱炭素ニーズに応えるだけでなく、騒音や排ガスの低減にも貢献する」とコメント。特に都市部の工事や夜間作業での需要を見込む。

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市場投入の狙いと競合状況

コマツは、2021年に小型電動ショベルを試験販売しており、今回の発表はその成果を踏まえたもの。世界の建設機械市場では、脱炭素の流れを受けて電動化競争が激化しており、日立建機やキャタピラーも電動モデルを開発中だ。

コマツのEV油圧ショベルは、2025年までに欧州と日本で先行販売し、その後北米やアジアにも拡大する計画。価格は未定だが、従来のディーゼル機より2~3割高くなる見通し。

脱炭素戦略と今後の展開

コマツは、2030年までに自社製品のCO2排出量を2010年比で50%削減する目標を掲げる。電動化に加え、水素エンジンや燃料電池の研究も進めており、多様な動力源の開発を推進する。

建設機械の電動化は、バッテリーのコストや充電インフラの整備が課題だが、コマツは「技術革新と顧客との協業で克服する」と強調。2025年の投入に向け、実証実験を重ねる方針だ。

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