下呂温泉でうなぎ養殖、温泉水で安定育成、安く提供へ
下呂温泉でうなぎ養殖、温泉水で安定育成

岐阜県の下呂温泉で、温泉水を利用したうなぎの養殖が行われている。廃旅館の内湯や洗い場を改装し、直径3.5メートルの水槽5基に体長約20センチの稚魚5000尾が飼育されている。この取り組みは、従来の泥水養殖とは一線を画す。

温泉水の特性を活かした養殖

地下深部から湧き出る温泉水は年間を通じて水温が約29度に安定しており、うなぎにとって適温を保つ。外部環境の影響を受けにくく、水質変動や汚染リスクを低減できる可能性がある。また、冬場でもボイラー加熱が不要なため燃料費が節約でき、出荷価格を平均より1割程度安くできる見込みだ。

品質と味わいの評価

試験養殖されたうなぎは、大きく育っても皮が硬くならず、川魚特有の臭みが少なく、脂がのりつつも軽い口当たりだと試食者から好評を得ている。Tri-winの伊藤通康社長は「水産試験場などと連携し、温泉養殖の効果を検証していく」と述べている。

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初年度の出荷目標

2026年7月の初出荷を目指し、現在稚魚は順調に生育中。初年度の出荷目標については、今後の成長状況や需要を踏まえて設定する方針だ。

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