世界的な電気自動車(EV)シフトが加速する中、日本自動車メーカーは競争力を低下させ、中国勢が世界市場を席巻している。調査会社のデータによると、2025年には中国メーカーの世界販売シェアが30%に達する見通しだ。
日本メーカーの苦戦
トヨタ自動車や日産自動車など日本メーカーは、EVへの移行が遅れ、特に中国市場で販売が低迷。2024年の中国市場での日本車シェアは10%を下回り、過去最低を記録した。一方、中国のBYDは2024年に世界販売で400万台を突破し、テスラを抜いて世界首位に立った。
中国勢の躍進
BYDは低価格帯から高級車まで幅広いEVラインナップを展開し、特に東南アジアや欧州市場で販売を伸ばしている。また、中国政府の補助金や充電インフラ整備も追い風となり、国内市場でもEV販売が急増。2025年の中国国内のEV販売台数は前年比30%増の1000万台超が見込まれる。
日本メーカーの対応策
日本メーカーは、EV開発の加速や中国企業との提携を進めている。トヨタは2026年までに10車種のEVを投入する計画で、日産は中国の東風汽車とEV生産で協業を拡大。しかし、価格競争や技術面での差は依然として大きく、巻き返しには時間がかかるとみられる。
今後の展望
業界専門家は「日本メーカーが生き残るには、電池調達の多様化やソフトウェア開発の強化が必要」と指摘。また、欧米の関税引き上げや規制強化も、日本メーカーの戦略に影響を与える可能性がある。EVシフトは今後も加速し、自動車業界の勢力図は大きく塗り替わると予想される。



