EVシフト加速、中国メーカーが世界市場で存在感拡大
EVシフト加速、中国メーカー世界市場で存在感

中国EVメーカーが世界市場を席巻

電気自動車(EV)の世界市場で、中国メーカーの存在感が急速に高まっている。2023年の世界EV販売台数は前年比35%増の約1000万台に達し、そのうち中国メーカーが約49%を占めた。特に比亜迪(BYD)は、2023年第4四半期に米テスラを抜いて世界販売台数で首位に立ち、EV市場の勢力図を塗り替えた。

日本勢の苦戦と戦略の見直し

一方、日本メーカーはEVシフトで大きく出遅れている。トヨタ自動車の2023年のEV販売台数は約10万台と、世界シェアの1%にも満たない。ホンダや日産自動車もEV販売は低迷しており、日本勢はハイブリッド車(HV)に注力する戦略を続けている。しかし、世界市場ではEVへの移行が加速しており、日本メーカーは戦略の抜本的な見直しを迫られている。

中国メーカーの競争力の源泉

中国メーカーの強みは、政府の強力な支援と大規模な生産能力にある。中国政府はEV購入補助金や充電インフラ整備などで市場を拡大し、多くのEVメーカーが育った。また、バッテリーなど主要部品のサプライチェーンを国内に持つことで、コスト競争力を高めている。さらに、BYDや上海汽車などは、欧州や東南アジアなど海外市場への進出を積極的に進めており、世界販売網を拡大している。

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欧米メーカーの対応と市場の行方

欧米メーカーもEVシフトを加速している。フォルクスワーゲン(VW)は2030年までにEV販売比率を50%以上に引き上げる目標を掲げ、ステランティスやメルセデス・ベンツもEV投資を拡大している。しかし、中国メーカーの低価格攻勢に対抗するのは容易ではなく、市場シェアを維持できるかは不透明だ。国際エネルギー機関(IEA)は、2030年までに世界のEV販売台数が年間4000万台を超えると予測しており、競争はさらに激化するとみられる。

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