中国の電気自動車(EV)市場が急拡大を続けている。2025年のEV販売台数は前年比35%増の1200万台に達する見通しだ。一方、日本車メーカーは中国市場でのシェア低下に直面しており、特にEV分野で苦戦を強いられている。
BYDが首位独走、日本車はシェア低下
中国EV市場では、地元大手のBYDが首位を独走している。2024年のBYDのEV販売台数は約300万台で、市場シェアは25%に達した。これに対し、トヨタの中国市場でのEV販売台数は約10万台にとどまり、シェアは1%未満だ。日産やホンダも同様に苦戦しており、日本車メーカーの中国市場全体でのシェアは2020年の20%から2024年には10%以下に低下した。
中国市場の変化と日本車の課題
中国市場では、政府のEV推進政策や消費者のEV志向の高まりを背景に、内燃機関車からEVへのシフトが加速している。特に、2025年には新車販売に占めるEVの割合が50%を超えると予想されている。日本車メーカーは、これまでハイブリッド車(HV)で優位に立ってきたが、EVへの対応が遅れている。トヨタは2026年までに中国市場で10車種のEVを投入する計画だが、BYDの攻勢に追いつくのは難しいとみられる。
日本車メーカーの戦略転換
日本車メーカーは、中国市場でのEV販売を強化するため、戦略の転換を迫られている。トヨタは、中国のEV市場向けに低価格モデルを投入する計画を発表した。また、日産は中国のEVメーカーとの提携を模索している。しかし、専門家は「日本車メーカーが中国市場で巻き返すには、技術面での革新と価格競争力が必要だ」と指摘する。
中国EV市場の将来
中国EV市場は、今後も成長が続くと予想される。2025年にはEV販売台数が1200万台に達し、世界最大のEV市場としての地位を確固たるものにする。一方、日本車メーカーは、中国市場でのシェア回復に向けて、EV戦略の加速が求められている。



