電気自動車(EV)の販売が世界的に鈍化する中、バッテリーメーカー大手が2024年の業績見通しを下方修正した。欧州市場での需要減速が主な要因で、各社は在庫調整や生産計画の見直しを迫られている。
欧州市場の減速が直撃
欧州では補助金の縮小や充電インフラの整備遅れによりEV需要が想定を下回っている。これを受け、バッテリーメーカーは大口顧客からの受注減少に直面し、業績予想の引き下げを余儀なくされた。
在庫調整と生産計画の見直し
各社は在庫水準の適正化を進めるとともに、新工場の稼働計画を延期する動きも出ている。特に欧州向けの生産ラインで調整が進んでおり、2024年後半以降の市場回復を見極める姿勢だ。
業界では、短期的な需要低迷は避けられないものの、中長期的なEVシフトの流れは変わらないとの見方が多い。ただし、各社の収益悪化が続けば、バッテリー価格の上昇や技術開発への影響も懸念される。



