EV販売不振で部品メーカー経営悪化、2025年までに20社が事業撤退へ
EV販売不振で部品メーカー20社が撤退へ

電気自動車(EV)の世界的な販売減速が、日本の自動車部品メーカーに深刻な打撃を与えている。業界団体の調査によると、2025年までに約20社の部品メーカーが事業撤退や再編を余儀なくされる見通しだ。これは、EVシフトに伴う需要変動と、従来のエンジン車向け部品の受注減少が主因である。

EV販売の鈍化と部品メーカーへの影響

2023年の世界EV販売台数は前年比約35%増の1,400万台に達したが、2024年に入り成長率が鈍化。特に中国市場では需要が頭打ちとなり、日本メーカー向けの部品輸出にも陰りが見える。この影響で、国内部品メーカー約120社のうち、約17%にあたる20社が2025年までに事業の継続が困難になると予測される。

ある大手部品メーカーの幹部は、「EV向け部品の開発投資が膨らむ一方、量産化のめどが立たず、資金繰りが厳しい」と語る。特に、エンジン関連の精密部品を主力とする中小企業では、受注が前年比で30%以上減少したケースもある。

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再編と生き残り戦略

こうした状況を受け、業界では再編の動きが加速。例えば、A社はB社と経営統合を発表し、EV向けモーター部品の生産効率化を図る。また、C社は事業の一部を売却し、資金を得て新たなEV関連技術の開発に集中する方針だ。

専門家は「部品メーカーの淘汰は避けられないが、生き残るためにはEV向けの高付加価値部品への転換が急務」と指摘する。政府も補助金や税制優遇で支援を検討しているが、効果は未知数だ。

今後の展望

業界全体としては、2026年以降にEV需要が再び拡大するとの見方もあるが、それまでに資金力や技術力で劣る企業は淘汰される可能性が高い。自動車産業のサプライチェーンに大きな変革が迫られている。

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