デンソーは、電気自動車(EV)向けの次世代熱マネジメントシステムを開発したと発表した。同システムは、バッテリーの温度を精密に制御することで、航続距離を最大30%向上させるという。
新システムの特徴
新システムは、ヒートポンプと冷媒回路を統合し、バッテリー、モーター、インバーターなどの熱を効率的に管理。従来のシステムに比べ、エネルギー消費を約20%削減できる。デンソーの担当者は「冬場の航続距離低下がEVの課題だったが、本システムで大幅に改善できる」と述べている。
市場への影響
デンソーは2025年からの量産開始を計画。すでに複数の自動車メーカーから引き合いがあり、初年度は年間50万台分の供給を見込む。熱マネジメント市場は2030年までに年率15%で成長すると予測され、デンソーはこの分野でリーダーシップを狙う。
世界のEV市場は拡大を続けており、航続距離の延長は消費者の購買意欲に直結する。デンソーの新技術は、EVの実用性を高める重要なブレークスルーとなる可能性がある。



