中国EVメーカーBYD、2024年上半期の販売台数が前年比28%増の161万台に
中国BYD、上半期EV販売28%増の161万台

中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)は2024年上半期(1~6月)の販売台数が前年同期比28%増の約161万台に達したと発表した。このうち、プラグインハイブリッド車(PHV)を含む新エネルギー車(NEV)が全体の大半を占め、純EVは約73万台で、世界第2位のEV販売台数を記録した。テスラが上半期に約83万台を販売し首位を維持している。

上半期の業績詳細と市場シェア

BYDの上半期販売台数は、2023年上半期の約126万台から大幅に増加した。6月単月では、前年同月比35%増の約34万台を販売。中国市場におけるBYDのシェアは、NEVセグメントで約35%、乗用車全体で約12%に達している。同社は2024年の年間販売目標を360万台に設定しており、上半期の実績は目標の約45%に相当する。

タイ工場の稼働開始と海外展開

BYDは7月4日、タイの工場が正式に稼働を開始したと発表した。同工場は東南アジア初のBYDの完成車工場で、年間生産能力は約15万台。タイ国内だけでなく、周辺諸国への輸出拠点としても機能する。BYDの海外販売台数は上半期で約20万台に達し、前年同期比で約2倍に増加。欧州、東南アジア、南米などでの販売が好調だ。

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今後の戦略と競争環境

BYDは2024年下半期に、高級ブランド「仰望(ヤンワン)」や「方程豹(ファンチェンバオ)」の新モデルを投入する計画。また、欧州連合(EU)が中国製EVに対する追加関税を検討していることに対し、BYDはハンガリーに工場を建設中で、2025年末の稼働を目指している。中国市場では、価格競争が激化しており、BYDは「秦」や「宋」などの量販モデルで値下げを実施している。

アナリストの見方

業界アナリストは「BYDの上半期業績は堅調だが、下半期は中国市場の需要減速と輸出障壁のリスクがある」と指摘。一方、BYDの広報担当者は「当社の技術力とコスト競争力は、厳しい環境でも成長を支える」と述べている。

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