2024年の中国EV販売台数が過去最高
中国の電気自動車(EV)市場が2024年に過去最高の販売台数を記録した。中国乗用車協会(CPCA)の発表によると、2024年のEV販売台数は前年比35%増の約1,100万台に達し、新車販売全体に占めるEVの割合(市場シェア)は初めて50%を超えた。
BYDとテスラが市場を牽引
市場を牽引したのは中国最大手のBYDと米テスラだ。BYDは2024年に約300万台を販売し、前年比40%増を達成。テスラは中国製モデル3とモデルYの販売が好調で、約90万台を販売した。両社で市場の約35%を占める。また、蔚来汽車(NIO)や小鵬汽車(XPeng)などの新興メーカーも販売を伸ばし、競争が激化している。
補助金政策と充電インフラの拡充
販売増加の背景には、中国政府の積極的な補助金政策と充電インフラの整備がある。2024年、中国政府はEV購入補助金を最大1万元(約20万円)に拡充し、充電スタンドの設置数を前年比50%増の約400万基に増やした。これにより、消費者のEV購入障壁が低下した。
今後の見通しと課題
専門家は2025年のEV販売台数がさらに増加し、1,300万台に達すると予測する。一方で、原材料価格の高騰や欧米諸国による中国製EVへの関税引き上げが課題として浮上している。CPCAの関係者は「国内市場は堅調だが、輸出環境の悪化がリスク要因だ」と指摘する。



