中国EV大手BYD、2024年業績予想を上方修正、7~9月期の純利益は前年比11.5倍に
BYD、7~9月期純利益11.5倍に上方修正

中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)は2024年7~9月期の決算を発表し、純利益が前年同期比11.5倍の約116億元(約2400億円)に急増した。売上高は同38%増の1621億元となり、市場予想を上回る好調ぶりを示した。同社は2024年通期の業績予想を上方修正し、連結純利益が前期比2.6倍の310億元に達する見通しを明らかにした。

EV販売好調が利益を押し上げ

BYDの業績急成長の背景には、EV販売の堅調な伸びがある。2024年7~9月期の世界販売台数は前年同期比で約50%増加し、特に中国国内市場でのシェア拡大が寄与した。同社は「王朝」シリーズや「海洋」シリーズなどの人気モデルに加え、高級ブランド「仰望」や「方程豹」の販売も好調で、製品ミックスの改善が利益率を押し上げた。

業績予想上方修正の理由

BYDは業績予想上方修正の理由として、EV需要の高まりと生産効率の向上を挙げた。同社は2024年通期の販売台数目標を300万台に設定しており、これまでのところ順調に進捗している。また、バッテリー事業や半導体事業などの関連部門も成長を牽引している。同社の広報担当者は「コスト削減と技術革新により、競争力をさらに強化する」とコメントしている。

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市場の反応と今後の見通し

市場はBYDの好決算を好感し、香港市場で同社株価は一時5%以上上昇した。アナリストからは「BYDの業績は中国EV市場の底堅さを示しており、2025年以降も成長が続く可能性が高い」との声が聞かれる。一方で、中国国内のEV市場競争激化や、欧州連合(EU)による中国製EVへの追加関税の可能性など、リスク要因も指摘されている。

業界への影響

BYDの好調は、中国EV業界全体にとって追い風となる。同社の成功は、他の中国EVメーカーにも刺激を与え、技術開発やコスト競争を加速させる可能性がある。また、BYDの海外展開も積極的で、東南アジアや欧州市場での販売網拡大を進めており、グローバル市場での存在感が高まっている。

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