セイコーエプソンおよびエプソン販売は8月20日、同社のプリンタおよびスキャナーに、失効または廃止されたルート証明書が残存する脆弱性が存在すると発表した。インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、スキャナ、大判プリンタの多数の機種が対象となっており、同社はルート証明書を速やかに更新するよう呼びかけている。
脆弱性の詳細と影響
脆弱性の情報(CVE)はCVE-2026-73542として登録されている。これは失効したルート証明書が含まれる脆弱性で、中間者攻撃(MITM)が可能な攻撃者は、デバイスから送信される通信データを窃取できる可能性がある。CVSSv4スコアは6.3とされている。
対象機種と対応方法
脆弱性の影響を受ける機種は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、スキャナ、大判プリンタの広範囲にわたる。具体的な機種名はエプソンの発表ページで確認できる。
対象の脆弱性は、デバイスに登録されたルート証明書を更新することで修正される。新たに配布されたルート証明書のバージョンは「2.04」で、すべての対象機種で共通となる。
現時点の状況と推奨事項
セイコーエプソンおよびエプソン販売は、脆弱性の発表時点で悪用は確認されていないとしている。一方、将来的なリスクを回避するため、対象機種の管理者に対し、「更新手順書」に従ってルート証明書を速やかに更新するよう推奨している。



