キヤノン、プリンター向けEDR技術を発表 2027年から提供開始
キヤノン、プリンター向けEDR技術を発表 2027年から提供

キヤノンは10月13日、複合機やプリンター向けにEDR(Endpoint Detection and Response)の考え方を適用した「プリンターEDR」技術を展開すると発表した。同社によると、プリンティング業界では初の取り組みだという。

プリンターにもEDRの考え方を適用

近年、複合機やプリンターはクラウドサービスや企業ネットワークと連携し、認証情報や業務データを扱う重要なIT資産となっている。一方でサイバー攻撃は高度化しており、侵入防止だけでなく侵入後の不審な活動を検知・対処する仕組みが求められている。

プリンターEDRは、プリンター内部のイベントや動作を継続的に監視し、利用状況や操作傾向を分析する技術。従来の防御型セキュリティでは把握が難しかった内部不正やサイバー攻撃の兆候を検知できるという。

MITRE ATT&CKと独自技術で脅威を検知

同技術では、攻撃手法を体系化したフレームワーク「MITRE ATT&CK」を活用した検知シナリオと、プリンター特有の不正を見抜く独自のふるまい検知技術を組み合わせる。未知の脅威や内部不正への対応も視野に入れており、検知シナリオは継続的に更新する方針だ。

脅威を検知した際は、不審な通信の遮断や改ざんされた設定の復旧などを自動で実施する。また、本体パネルやメール、ログ管理システムを通じて管理者へ通知することで、被害拡大の抑制を支援する。

2027年第1四半期から順次提供

対象は「imageFORCE」シリーズのほか、「imageRUNNER ADVANCE DX」シリーズや「Satera」シリーズなどで、2027年第1四半期から順次提供される予定だ。既設機についてもファームウェアアップデートを通じて順次対応する。