ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は2023年11月、プレイステーション5(PS5)の新型モデルを発売した。初代モデルからデザインを一新し、薄型・軽量化を実現。ディスクドライブ着脱可能なモデルも登場し、ユーザーの選択肢が広がった。本稿では、新型PS5の実機写真を基に、その進化を詳しく解説する。
デザインとサイズの変化
新型PS5は、初代モデルと比較して体積が30%以上削減され、重量も約18%軽くなった。具体的には、従来の約4.5kgから約3.9kgへと軽量化(ディスクドライブ非搭載モデル)。さらに、本体の厚みも薄くなり、設置の自由度が向上した。外観は、従来の曲線的なデザインから、よりシャープでモダンな印象に変更。カラーバリエーションも従来のホワイトに加え、新たにブラックモデルもラインアップされた。
ディスクドライブ着脱式の採用
最大の変更点は、ディスクドライブが着脱式になったことだ。従来はディスクドライブ搭載モデルとデジタル・エディションの2種類が販売されていたが、新型では別売りのディスクドライブを後から取り付けることができる。これにより、ユーザーは購入時はデジタル版として使い、後からディスク再生に対応するなど、柔軟な運用が可能になった。ディスクドライブの価格は1万2980円(税込)で、本体に装着する際は専用のカバーを外して取り付ける。
内部構造と冷却性能の進化
内部構造も大幅に見直された。特に冷却システムは、従来の液体金属から改良された放熱設計を採用。ファンのサイズも最適化され、動作音の静音性も向上している。また、ストレージ増設用のM.2 SSDスロットも従来よりアクセスしやすくなり、ユーザー自身での増設がより簡単になった。これにより、ゲームの読み込み速度も従来と同等以上を維持しつつ、本体の小型化を実現している。
付属品と価格
新型PS5の価格は、ディスクドライブ非搭載モデルが5万9980円(税込)、ディスクドライブ搭載モデルが7万1980円(税込)。また、別売りのディスクドライブを追加購入すると、合計で7万2960円となり、従来のディスクドライブ搭載モデル(7万1980円)とほぼ同額になる。付属品は、本体、コントローラー(DualSense)、USBケーブル、電源コード、HDMIケーブル、そして横置き用のスタンド。縦置きスタンドは別売りで3980円(税込)となる。
実際の使用感とパフォーマンス
実際にゲームをプレイした印象では、ロード時間やグラフィック性能に初代モデルとの違いはほとんど感じられない。しかし、本体の小型化により、テレビ周りやデスク上の設置が格段に楽になった。特に、従来は大型で置き場所に困っていたユーザーにとっては、大きな改善点と言える。また、動作音も静かで、ファンの回転音が気になることは少なかった。
まとめ:買い替えは必要か?
初代PS5を既に所有しているユーザーにとって、性能面での優位性は限定的だが、設置スペースの節約や静音性を重視するなら買い替えの価値はある。一方、これからPS5を購入するユーザーには、新型モデルが標準となるため、迷わず新型を選ぶべきだろう。特に、ディスクドライブ着脱式の柔軟性は、将来のニーズに応じて対応できる点でメリットが大きい。SIEは、今後もPS5のラインアップを拡充し、ユーザー体験の向上を図るとしている。



