新機能「消すだけルート」の概要
滋賀新聞GovTechイノベーションズは6月15日より、開発・運営する家庭ごみ収集管理システム「Go!Me!Tracker」に、収集業務のフローを効率化する新機能「消すだけルート」を追加した。近年、新興住宅地を中心に、従来のごみステーション(集積所)方式から「戸別回収」へと移行する自治体や事例が増えている。しかし、地図上に膨大なピンを立てる従来方式の限界や、安全面・効率面から移動のたびにタブレットをタップするのが困難だった現場の課題解決を目指す。
直感的な操作性とリアルタイム管理
今回追加した機能は、タブレットの地図を見ながら回った場所を消しゴムのように画面上でなぞるだけで、直感的に収集報告が完了する仕組み。元のルートと残った線の差から現在の作業完了率がリアルタイムで自動計算されるため、管理者は未回収ルートを瞬時に把握できる。ルート作成も簡単で、管理者が地図上のエリアを囲むだけでシステムが自動的に道路を認識して塗りつぶし設定を行う。
実績記録とチーム連携の強化
また、誰がどのルートをいつ収集したかの実績がシステムに記録され、実際のGPSデータと自動照合されるため、回収状況の問い合わせにも確実なエビデンスで即座に対応できる。全車両の進捗が可視化されることで、特定のエリアで遅延が生じた際も近くの車両へ迅速に応援指示が出せるなど、チーム連携が強化される。
技術基盤と将来展望
自社独自のOCR(文字・画像認識)技術、特許取得済みの「ステーション捜索機能」、自社運用の「地図情報管理サーバー」を組み合わせて実現した。現在は「スカウター型スマートグラス」に搭載されたごみ収集専用AIとの連携を進めており、将来的には道路ごとのごみ収集量を自動でカウント・データ化できるシステムの構築を目指す。



