岐阜市でイラストレーターとして活動する荻野朱加さん(ペンネーム・オキエイコ)が、飼い主が不測の事態に陥った際に、自宅のペットの飼育情報を記したメールを自動送信するアプリ「うちの子バトン」の開発を進めている。
アプリの仕組み
荻野さんは岐阜大地域科学部で人と動物の共生を研究しながら、ペット関連グッズ開発会社「nanco co」を経営。これまでに健康管理手帳「ねこヘルプ手帳」「いぬヘルプ手帳」などを開発・販売してきた。
開発中のアプリは、飼い主が毎日画面のボタンを押すだけのシンプルな仕様。48時間以上記録が途絶えると、アプリが自動で緊急事態と判断し、事前に登録した家族らにメールが送信される。メールにはワクチン履歴やかかりつけの動物病院、健康記録などペットに関する情報も同時に届く。
開発の背景と今後の資金調達
かつてIT会社でデザイナーとして働いていた荻野さんは、システムエンジニアの夫と協力してアプリの機能を充実させている。荻野さんは「このシンプルな仕組みが『誰にも見つけてもらえなくても異常を知らせる絆』となる」と話し、「飼い主が動けなくなった時、自動的に発信されるSOS。小さな命のバトンは自動で信頼できる次の人に渡る。これがこのアプリの核心です」と述べた。
現在、開発資金をクラウドファンディングサイト「For Good」で募っており、募集期間は31日までとなっている。



