ドコモのゴルフサブスク「GOLF me!」終了、2年半で幕-課題と次なる一手
ドコモ「GOLF me!」終了、ゴルフサブスクの課題と次なる一手

ドコモのゴルフサブスクリプションサービス「GOLF me!」が、約2年半で終了することが明らかになった。月約9000円で平日回り放題という画期的なサービスだったが、なぜ早期の終了に至ったのか。ゴルフ場のプレー枠に上限があるという構造的な問題が浮き彫りになっている。

サブスクの普及とゴルフの課題

動画配信や音楽配信で大きく普及したサブスクリプション。利用するほど得になるためユーザーにとってメリットが大きい一方、運営側にとっても会員数がある程度固定されれば安定した収入が見込めるという利点がある。このため、動画や音楽だけでなく、洋服、家具・家電、自動車などにも広がっている。

しかし、ゴルフでのサブスクには「少々無理があるのではないか」という意見もある。日本ゴルフ場経営者協会副理事長で、泉ヶ丘カントリークラブ(堺市)を運営する泉ヶ丘観光開発代表取締役の奥野将徳氏は、「Netflixのように上限がないビジネスにはサブスクは合う。しかし、ゴルフ場は提供できるプレー枠に上限がある。限度があるビジネスモデルに使い放題のサブスクは構造的に合わない」と指摘する。

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実際の利用で見えた問題

洋服や家具・家電、自動車なども在庫を抱える点では同じだが、その量はゴルフ場の枠よりはるかに多い。Netflixの会員がドラマを月に20本見ても、別の会員がそのドラマを見られなくなるわけではないが、ゴルフは違う。

例えば、TeeRexの場合、連携するゴルフ場のプレー枠を買い取って運用に充てていた。そのため、ヘビーユーザーが複数のIDを持って人気枠を多く押さえてしまえば、他のユーザーは予約しにくくなる。「使えば使うほど得」というサブスク最大の魅力が、ゴルフでは運用側の負担増や利用者同士の不公平感につながる可能性がある。

A夫妻の経験はその問題を象徴している。夫妻は2022年11月にTeeRexへ入り、その後GOLF me!へ移行した(それぞれIDは1つずつ持つ)。それまで月1回プレーするかどうかだったが、サブスク利用後は月4~5回に増えた。だが、それも初めのうちで、次第に「人気の近場のゴルフ場は予約が取りづらくなって、人気のない遠くのゴルフ場じゃないと予約できなくなった」(夫)という。

次なる一手

こうした課題を踏まえ、新しい形のサブスクがスタートしている。ゴルフサブスクの次なる一手として、どのようなサービスが登場するのか注目が集まる。

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