カルビー株式会社は9日、中東情勢の影響による印刷原材料の調達不安定化への対応として実施していた「ポテトチップス」など一部商品の2色印刷(白黒)パッケージについて、表面のフルカラー印刷を再開することを発表した。27日週より順次生産を切り替えて販売していく。なお、「フルグラ」(330g、700g)については、全面(表面・裏面)のフルカラー印刷を再開する。
対象商品とカラー印刷再開スケジュール
当面は、2色印刷パッケージに変更していた「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」、「フルグラ」など計8品について、パッケージ表面のフルカラー印刷を再開し、2026年7月27日(月)週より順次生産を切り替えて販売する。具体的な商品と切り替え時期は以下の通り。
- ポテトチップス うすしお味:55gは8月10日週以降、70gは8月24日週以降
- ポテトチップス コンソメパンチ:55gは8月10日週以降
- ポテトチップス コンソメWパンチ:61gは8月24日週以降
- ポテトチップス のりしお:55gは8月10日週以降
- かっぱえびせん:77gは8月3日週以降
- フルグラ:330gと700gは7月27日週以降
企業コメントと今後の方針
カルビーは公式サイトで「中東情勢の影響による印刷原材料の調達不安定化への対応として実施していた一部商品の2色印刷パッケージについて、当社の直近の原材料の調達見通しを踏まえ、段階的に仕様の見直しを実施することとしましたので、お知らせします。商品の安定供給を最優先に、調達状況を見極めながら、節約を継続してカラー印刷を再開してまいります」と説明。
続けて「当社では、カラーパッケージは商品に関する必要な情報を適切にお伝えし、お客様に安心して商品をお選びいただくうえで重要な役割を担うと考えております。当面は、2色印刷パッケージに変更していた「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」、「フルグラ」など計8品※について、パッケージ表面のフルカラー印刷を再開し、2026年7月27日(月)週より順次生産を切り替えて販売いたします」と伝えた。
最後に「当社は今後も、地政学的リスクを含む事業環境の変化に、機動的かつ柔軟に対応しながら、安全・安心でご満足いただける商品をお届けできるよう努めてまいります。何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と述べている。
背景と意義
カルビーは中東情勢の影響で印刷インキなどの原材料調達が不安定になったため、2026年初頭から一部商品のパッケージを2色印刷(白黒)に切り替えていた。今回のフルカラー印刷再開は、調達見通しが改善したことによるもので、消費者の間で白黒パッケージに対する違和感や商品選択への影響が指摘されていた。カラーパッケージは商品の視認性や購買意欲に直結するため、今回の決定は販売促進にも寄与するとみられる。



