各社が趣向を凝らして展開するプライベートブランド(PB)商品。近年は品質の高い商品も増えているが、中には「本当においしいの?」と疑問に思うものもある。その一つが、ホームセンターのカインズがPBとして販売するカップ麺だ。ホームセンターのカップ麺――想像がつかないが、実際に食べてみた。
母からの突然の連絡
「今カインズに来てんだけど……」――母からの着電はいつも突然だ。福島に住む母は、買い物に行く先々から東京で一人暮らしを始めた私に連絡し、必要なものを聞き出しては送ってくれる。ありがたいことだ。今回はカインズにいたようで、そこでカップ麺を見つけ、料理下手な娘を案じてか「ラーメンいるけ?」と連絡をくれた。カインズのPBでラーメンとは意外だったが、ひとまず送ってもらうことにした。
届く前にレビューを確認
荷物が届くまでに、カインズの公式サイトで商品レビューを確認した。すると、想像以上に高評価!しかも1ケース12個入りで税込み1,180円。1食100円を切る安さだ。コメントには「スープまで飲み干す」「麺の歯ごたえが申し分なし」「病みつき」「リピートしたい」「12食完食」など、期待が高まる内容ばかりだった。
3種類を食べ比べた結果
届いたカップ麺をさっそく食べ比べてみた。
「ノンフライ麺 醤油ラーメン」
内容量76g(めん60g)、カロリー270kcal(76g当たり)。醤油ラーメンはかやくと粉末スープ、調味オイルが付属。ほっとする昔ながらの王道醤油ラーメンで、存在感のあるチャーシューがほんのり甘くて嬉しい。後入れの調味オイルが香りとまろやかさをプラスし、一口もう一口と食べ進めて完食した。
「ノンフライ麺 味噌ラーメン」
内容量93g(めん60g)、カロリー294kcal(93g当たり)。味噌ラーメンはかやくと液体スープ。コクがあり食べ応え十分で、そのコクは味噌だけでなくにんにくの風味によるものかもしれない。濃厚ながらノンフライ麺ならではのなめらかな食感で重すぎず、最後までぺろりと食べられた。
「ノンフライ麺 鶏の旨み塩ラーメン」
内容量96g(めん60g)、カロリー283kcal(96g当たり)。塩ラーメンもかやくと液体スープ。スープを一口飲んだだけで「これ好き!」と思わずつぶやいたほど、鶏の旨みが印象的。塩だけにあっさりと思いきや、しっかりめの味で満足感も高い。
カインズのカップ麺は一人暮らしの強い味方
ノンフライのつるつるもちもち麺に、醤油、味噌、塩の各スープ――すべて美味しかったが、私の好みでは「鶏の旨み塩ラーメン」に軍配が上がった。商品名に“鶏の旨み”と冠しているだけあり、箱買いしたくなる味わいだ。とはいえ、カインズのサイトにあった購入者のレビューはどのラーメンも高評価なので、ぜひ食べ比べて自分のお気に入りを見つけてほしい。
3種類とも300kcal未満とカップ麺にしてはカロリー控えめで、それでいて満足感があり、価格も手頃。麺の量も多すぎないので、小腹がすいたときや夜食にはもちろん、おにぎりやサラダにちょい足しするのにもぴったりだ。カップ麺はローリングストックにも活用しやすく、常備しておけば忙しい日の食事や夜食に重宝する。母が送ってくれた理由が、少し分かった気がした。



