AIエンジニア不足解消へ、東大が新プログラム開始
AIエンジニア不足解消へ東大が新プログラム (18.07.2026)

東京大学は2025年度から、人工知能(AI)分野のエンジニア育成を目的とした新たな教育プログラムを開始する。このプログラムは、急速に拡大するAI市場における深刻な人材不足に対応するため、実践的なスキルを持つ人材を年間約100人輩出することを目標としている。

プログラムの概要と背景

新プログラムは、東大の工学部と情報理工学系研究科が連携して運営する。企業との共同プロジェクトをカリキュラムの中心に据え、学生は実際のビジネス課題を解決する経験を積むことができる。プログラムの期間は2年間で、修了者には修士号相当の資格が与えられる。

背景には、国内のAI人材不足が深刻化している現状がある。経済産業省の試算によれば、2030年までにAI関連の人材が最大12万人不足するとされている。東大の関係者は「理論だけでなく、現場で即戦力となる人材を育てることが急務だ」と述べている。

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企業との連携とカリキュラム

プログラムでは、IT企業や製造業など、さまざまな業種の企業が参画する。学生は企業が提供する実データを用いた機械学習モデルの開発や、AIシステムの設計・実装に取り組む。また、倫理や法律に関する講義も含まれており、社会的な視点も養う。

東大は2023年からAI研究で企業と連携する産学協創プラットフォームを立ち上げており、今回のプログラムはその一環として位置づけられる。既に10社以上の企業が協力を表明しており、将来的にはさらに拡大する見込みだ。

期待される効果と今後の展開

東大は、本プログラムを通じてAI分野のスタートアップ創出や、既存企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)促進にも貢献したい考えだ。プログラムの初年度は30人の学生を受け入れ、その後徐々に規模を拡大する予定である。

また、他大学や研究機関との連携も視野に入れており、全国的なAI人材育成のモデルケースとなることを目指す。文部科学省もこの取り組みを支援し、2025年度予算案に関連経費を計上している。

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