トヨタとNTT、自動運転AI開発で提携 2030年に1000億円超投資
トヨタとNTT、自動運転AIで提携 1000億円超投資

トヨタ自動車とNTTは、自動運転技術向けの人工知能(AI)開発で提携すると発表した。両社は2030年までに1000億円超を投資し、交通事故ゼロの実現を目指す。2028年にも実用化を目指すという。

提携の背景と目的

両社は、自動運転の高度化にはAIの性能向上が不可欠と判断。トヨタの車両制御技術とNTTの光通信技術を融合し、高精度な認識・判断システムを開発する。NTTが持つ「IOWN構想」の超低遅延通信を活用し、遠隔監視や地図更新にも対応する。

トヨタの佐藤恒治社長は「交通事故ゼロは自動車メーカーの究極の使命。NTTとの協業で、安全で安心なモビリティ社会を実現したい」とコメント。NTTの島田明社長も「両社の強みを組み合わせ、社会課題の解決に貢献する」と述べた。

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投資規模とスケジュール

投資額は2030年までに総額1000億円超を見込む。まずは2025年から基礎研究を開始し、2028年にも実証実験を開始。2030年以降の製品化を目指す。開発には両社の研究者約500人が参加する予定。

自動運転のレベルは「レベル4」(特定条件下での完全自動運転)を想定。高速道路や限定エリアでの運行から始め、段階的に一般道へ拡大する。

業界への影響

自動運転分野では、米グーグル系ウェイモや中国の百度(バイドゥ)などが先行。トヨタはこれまで、自動運転技術の開発を独自に進めてきたが、今回の提携で開発速度を加速させる。

専門家は「トヨタとNTTの組み合わせは、車両と通信の両面で強みを発揮する。日本の自動車産業の競争力強化につながる可能性がある」と評価する。一方、投資規模が巨額であることから、早期の収益化が課題となる。

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