ソフトバンクは2025年度までに、人工知能(AI)エンジンを搭載した次世代5G基地局の開発を完了し、2026年度以降に商用展開する計画を発表した。この新基地局は、AIがトラフィックをリアルタイムで分析し、最適な周波数帯やビームフォーミングを自動制御することで、通信効率を従来比で最大30%向上させるという。
消費電力20%削減、運用コスト低減
同社によると、AIエンジンは基地局の負荷状況に応じて送信電力を動的に調整する機能も備え、消費電力を最大20%削減できる見込み。これにより、運用コストの低減と環境負荷の軽減が期待される。ソフトバンクの担当者は「AIの導入で、より効率的で安定した通信サービスを提供できる」とコメントしている。
2025年度までに開発完了、2026年度以降に商用展開
開発はソフトバンクの研究開発部門が主導し、国内外のパートナー企業と協力して進める。2025年度までに試作機を完成させ、フィールド試験を実施。2026年度以降に商用サービスとして展開する計画だ。具体的な導入エリアや台数は未定だが、まずは都市部を中心に配置する方針。
この取り組みは、総務省が推進する「Beyond 5G」戦略の一環でもあり、日本の通信インフラの高度化に貢献するものと期待されている。ソフトバンクは今後もAI技術を活用したネットワーク最適化を進め、次世代通信の基盤を構築していくとしている。



