NTTドコモは、2025年度までに5G基地局の数を現在の約2倍に増やす計画を明らかにした。同社は現在、全国で約1万2000局の5G基地局を運用しているが、今後3年間でさらに約1万2000局を追加し、合計約2万4000局とする見込みだ。
総務省の周波数割り当てが背景に
この増強計画は、総務省が2023年度中に予定している5G向けの新たな周波数割り当てをにらんだ動きとみられる。ドコモは、割り当てを受けるための条件として、一定数の基地局設置が求められる可能性がある。同社は、高速大容量通信の需要増に対応するため、積極的に投資を進める方針だ。
既存エリアのカバレッジ改善も
新たな基地局は、都市部だけでなく地方のエリア拡大にも活用される。ドコモは、2025年度までに人口カバー率を現在の約90%から95%以上に引き上げる目標を掲げている。また、屋内や地下などの電波が届きにくい場所での通信品質改善も図る。
同社の担当者は「5Gは社会インフラとして不可欠。エリア拡大と品質向上を両立させ、お客様の利便性を高めたい」とコメントしている。
競合他社も同様の動き
KDDIやソフトバンクも同様に基地局増強を計画しており、各社間で競争が激化している。ドコモは、2025年度までに5G関連投資に総額約1兆円を投じる計画で、今回の基地局増強もその一環となる。



