KDDIは、低軌道衛星とスマートフォンが直接通信できる技術の開発を進めており、2025年度にも5G対応の衛星を打ち上げる計画を明らかにした。これにより、山間部や海洋など、これまで基地局の整備が難しかったエリアでも高速通信が可能になる。
衛星と5Gの直接通信が可能に
KDDIは、米AST SpaceMobile社と提携し、低軌道衛星を用いた直接通信技術の実証実験を進めている。従来の衛星電話は専用端末が必要だったが、今回の技術では通常のスマートフォンで利用できる。KDDIの担当者は「2025年度に5G対応の衛星を打ち上げ、2026年度以降にサービス開始を目指す」と語る。
山間部や海洋でも途切れない通信
日本は国土の約7割が山間部で、基地局の整備が進んでいない地域が多い。また、排他的経済水域は世界第6位の広さを誇り、漁業や海運業の現場では通信環境の改善が求められている。KDDIは、衛星直接通信により、こうしたエリアでも高速通信を提供し、防災や産業の効率化に貢献するとしている。
2025年度に5G衛星打ち上げ
KDDIは、2025年度に5G対応の低軌道衛星を打ち上げる計画だ。衛星は高度約500kmを周回し、地上の基地局と連携して通信をカバーする。KDDIの技術責任者は「衛星と地上の5Gネットワークをシームレスに接続し、ユーザーは意識せずに高速通信を利用できる」と説明する。



