KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルの通信4社は16日、高速な通信規格5Gの利用エリア拡大に向けて協力することで合意したと発表した。エリア拡大には、より多くの5G専用基地局が必要なため、業界を挙げて取り組むという。
「真の5G」拡大が課題に
各社は5Gエリアを素早く広げるため、従来の4G設備を生かしながら5G電波をやりとりする「転用」を進めている。しかし、転用は4Gと同じ通信速度しか出せないデメリットがある。4Gの10倍以上の速度で多くの機器と通信できる「真の5G」の拡大が、業界の課題だった。
ミリ波の活用と効率的な運用
カギを握るのが、5G電波の一つである「ミリ波」の利用だ。ミリ波は高画質な動画の配信に適しているが、4Gに比べてカバー範囲が狭く、建物や木などの障害物に遮られやすい。より多くの専用基地局の設置が必要になる。
4社は11日に覚書を締結。専用基地局の技術向上で連携する。都市部では、基地局の設置スペースが限られるうえ、設置費用が物価高の影響で高騰しているため、効率的な整備や運用も共同で研究する。



