巨人・戸郷翔征がフォーム改良に踏み切り、復活への道を探る
読売巨人軍の戸郷翔征投手が、キャンプ期間中に投球フォームの見直しを決断した。実戦登板を2日後に控えた26日、戸郷は自らを奮い立たせるように「恐れるものはない。やるしかないので」と語り、背水の陣で臨む姿勢を示した。
キャンプ初日のつまずきが転機に
那覇キャンプ初日の14日、実戦形式での初登板で戸郷は苦しい投球を強いられた。打者10人と対戦し、本塁打を浴びるなど2安打、3四球を許し、球威と制球の両面で精彩を欠いた。この経験から、戸郷は「このままいっても、良くなる未来が見えなかった」と感じ、フォーム改良に着手することを決意した。
悔いなくシーズンを迎えるため、戸郷は投球フォームの根本的な見直しに取り組んでいる。スリークオーターから投じる直球の強さが持ち味だったが、近年はリリースポイントが高くなり、自身の良さが消えつつあると自覚していたという。
新フォームの確立に向けた地道な努力
戸郷は、スムーズに腕が振れていた好調時の感覚を求めて、時には300球近くのネットスローを繰り返すなど、徹底した練習を続けている。遠投とブルペン投球を組み合わせ、新たなフォームの定着を図っている。
26日には、阿部慎之助監督ら首脳陣が見守る中、ブルペンで30球を投げた。球団の分析担当者によると、「回転の軸は以前に似てきた。球の動きも変わってきている」とのことで、徐々に成果が表れ始めているようだ。
練習試合に向けた決意と期待
28日に予定されている練習試合の登板に向け、戸郷は「可能性を感じてもらえる投球ができれば、次(の登板)があると思う。それくらいの危機感を持って練習している」と気丈に語った。背水の覚悟で、今季初の実戦マウンドに上がる。
戸郷のフォーム改良は、単なる技術的な調整にとどまらず、自身の投球スタイルを取り戻すための重要な一歩となっている。チーム関係者やファンは、彼の復活を期待して見守っている。



