巨人の若手二塁手レースが本格化、浦田と門脇がレギュラー定位置を狙う
小雨が降るグラウンドで行われた守備練習。最後までノックを受けた若手選手たちの中でも、二塁のポジションに立つ二人の動きが特に目を引いた。23歳の浦田と25歳の門脇である。二人は現在、チームの主力二塁手である吉川大幾が股関節手術からの復帰時期が見通せない状況を好機と捉え、開幕スタメンの座を懸けて激しい競争を繰り広げている。
実戦で好調を維持する浦田、打撃フォームの改良に手応え
実戦で着実にアピールを続けているのが浦田だ。オフシーズンから取り組んできた打撃フォームの改良に手応えを感じており、上体が突っ込む癖を修正する努力が実を結びつつある。対外試合では3戦連続で安打を記録し、打撃面での成長が顕著だ。
さらに、23日の楽天戦では代走として途中出場し、二盗を成功させて追加点のチャンスを作るなど、チームが重点課題と位置付ける走塁面でも存在感を発揮している。昨シーズンは二塁手として13試合に出場し、吉川や門脇に次ぐ出場機会を得た経験が、今季の飛躍の土台となっている。
浦田は「気持ちがないとやられる。絶対に負けない」と語り、さらなるレベルアップに向けて闘志を燃やしている。吉川の不在が長期化する可能性もあり、開幕スタメンを掴む絶好の機会と捉え、日々の練習に励んでいる。
黙々と努力を重ねる門脇、静かな闘志で巻き返しを図る
一方、門脇は静かに闘志を燃やしている。ルーキー時代から遊撃手として期待されていたが、そのポジションを泉口に奪われ、二塁や三塁での出場機会を求めてきた。今シーズンは巻き返しを期しており、実戦ではまだ快音が聞かれないものの、確固たる信念を持って臨んでいる。
「ありのままの姿をグラウンドで表現するだけ」と語る門脇は、25日も室内練習場で黙々と打撃練習に取り組んだ。地道な努力を積み重ね、チームに貢献できる選手としての成長を目指している。
コーチ陣が求める二塁手像、つなぎ役としての役割が重要
橋上オフェンスチーフコーチは、チームの二塁手には堅実な守備に加え、「大事なつなぎ役」としての役割が求められると強調する。レギュラーに必要な基準として、「自分自身の役割を明確に持って、それを表現できるかどうか」を挙げており、浦田と門脇の競争を注視している。
シーズン開幕まで残り約1か月。小雨の降る那覇のキャンプ地では、若手二塁手たちの熱い戦いが続いている。吉川の不在が生んだ好機を掴むのは誰か。競争は日に日に熱を帯び、開幕に向けたチームの重要な焦点となっている。



