ミラノ五輪女子フィギュアSP、中井亜美が首位 日本勢が上位を占める
2026年ミラノ・コルティナオリンピックは2月17日、フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)を実施し、日本勢が上位を席巻した。中井亜美(TOKIOインカラミ)が78.71点で1位、2022年北京大会銅メダリストの坂本花織(シスメックス)が77.23点で2位、千葉百音(木下グループ)が74.00点で4位となり、いずれも19日のフリースケーティングへの進出を決めた。
ペトロシャン、SPでは武器の4回転ジャンプを封印
注目を集めたのは、ロシア出身で個人資格の中立選手(AIN)として出場するアデリア・ペトロシャンだ。長い手足を生かした表現力と鋭いジャンプを武器とする18歳は、SPでは4回転ジャンプを跳ばず、5位に食い込んだ。彼女は、五輪金メダリストや2022年北京五輪でドーピング陽性となったカミラ・ワリエワを指導したエテリ・トゥトベリゼ氏に師事しており、フリーでの4回転ジャンプの投入が焦点となっている。
ペトロシャンは「フリーで4回転を跳ぶかは秘密。コーチが決めるの」と語り、戦略を明かさなかった。技が成功すれば、究極の伏兵としてメダル争いに加わる可能性が高く、今後の展開が期待される。
アリサ・リュウが3位、日本勢とのメダル争いに意欲
3位には、昨季世界選手権優勝者のアリサ・リュウ(米国)が入った。2度目の五輪となるリュウは、冒頭の3回転フリップとダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を決め、最後のスピンでは会場から大歓声が沸き起こり、「最高の気分だった」と喜びを語った。
フリーでは日本勢とのメダル争いが予想されるが、リュウは「彼女たちに勝つことがゴールじゃない。自分のプログラムをやりきって、思いを伝えることが一番大事」と笑顔でコメントし、独自の哲学を強調した。
日本勢の健闘と今後の展望
日本勢はSPで好調な滑りを見せ、中井亜美が首位を獲得するなど、団体戦としての強さを発揮した。坂本花織と千葉百音も安定した演技で上位に食い込み、フリーでのメダル獲得に向けて有利な位置につけた。
今後の注目点は以下の通りだ:
- 中井亜美が首位を維持できるか
- ペトロシャンがフリーで4回転ジャンプを投入し、逆襲を果たすか
- アリサ・リュウが日本勢を抑えてメダルを獲得できるか
フリースケーティングは2月19日に実施され、激しいメダル争いが予想される。日本勢の活躍に加え、ペトロシャンの動向が大会のハイライトとなりそうだ。



