第108回全国高校野球選手権大会は18日、準々決勝が行われ、横浜が花巻東に6-0で勝利した。先発の織田翔希は、自己最速に並ぶ156キロを何度も計測しながら、力任せになることなく、カットボールやフォークなどを織り交ぜて丁寧に投球を組み立て、被安打7、奪三振10で今大会自身初の完封を達成した。
渡辺元智さんの言葉
織田は、17日に亡くなった渡辺元智・元監督から「視野を広く持ちなさい」と言われたことを胸に刻んでいる。最後に会話したのは、沖縄尚学と対戦した1回戦の直前で、電話で「いつもと変わらずに頑張れ」と伝えられたという。
織田は「視野を広く持ちなさい」の意味を「自分の投球ばかり考えるのではなく、相手を見ながら考えろ」という意味だったととらえている。
投球内容と試合後
相手の上位打線には力を入れつつ、下位打線にはうまく力を抜きながら打たせて取る投球で、回を追うごとにテンポも良くなった。試合終了後、選手全員で空を見上げた織田は「感謝の思いと、勝って恩返しがしたいという思いでした」と語った。
横浜を強くした渡辺さんに捧げる、今大会の自身初完封となった。



