楽天が20日、福岡ソフトバンクホークスとの一戦で逆転勝ちを収め、今季初の5連勝を飾った。3点を追う展開から、四回に打線が爆発し、試合をひっくり返した。
四回の集中打で逆転
四回、先頭のマッカスカーが22号ソロを右中間に放り込み、反撃ののろしを上げた。4日の日本ハム戦以来の一発で、チームに勢いをもたらした。
続く無死二塁の好機で打席に立った辰己涼介は、ファウルで粘った6球目を右中間へ運び、4試合ぶりとなる14号同点2ランを放った。「とにかくつなごうと思った」とコメントしている。
新人・繁永の犠飛で勝ち越し
さらに連打と犠打で1死二、三塁とし、ドラフト3位新人の繁永晟(中大)の中犠飛で勝ち越しに成功。「先輩たちがつくったチャンスだったので、何とか走者をかえしたかった」と語った。畳みかける攻撃で試合を決定づけた。
吉井監督の言葉で変わったチーム
楽天は5月20日に最下位に転落すると、その後も苦戦が続いた。6月10日に三木肇前監督の休養が発表され、同17日に吉井理人監督が就任した。しかし、「負け癖」がついたチームはなかなか浮上せず、就任後2度目の6連敗を喫した9月10日のロッテ戦後、大阪への移動日に選手たちとミーティングを開いた。
そこで吉井監督は「勝ちにいってこそ来季につながる。常に勝ちきること」と熱く語った。その言葉を受け、小郷裕哉は「勝つために1打席ずつこだわっていこうと」誓い、六回に今季1号ソロを放って突き放した。
王者ソフトバンクと互角の戦い
今季初の5連勝で、王者ソフトバンクには11勝11敗と互角の戦いぶりを見せている。吉井監督は「毎試合勝つつもりでやっている」と話す。残り11試合。来季に向けた戦いは始まっている。



