今季限りでの休部が決まっている社会人野球の古豪、パナソニック(大阪府、旧松下電器)が17日、シーズン最後の公式戦となる「社会人野球日本選手権大会」の近畿地区最終予選の初戦に臨み、新興のアスミビルダーズ(神戸市)に14―0の8回コールドで快勝した。
満塁からの連続押し出しで先制
0―0の四回、満塁の好機から連続押し出し四球で2点を先制すると、主将を務める3番の松浦隆己が浮いた変化球を仕留め、3点適時二塁打とした。
「みんなが後ろにつないでくれた。自分で決めてやろうというより、さらに後ろにつなごうという意識があった」
チーム最年長、34歳の左腕、榎本亮は緩急を巧みに操って6回無失点の快投を披露した。
塁上で誇らしげに「Panasonic」
この試合で目立ったのが、出塁した選手が塁上で胸の「Panasonic」を誇らしげに強調するポーズだった。2安打を放った6番の浦和博は「今日の試合からみんなで始めた。一丸で戦っていることを表現した」と話した。
チームの結果が振るわない点や経営改革の一環として、昨年12月に休部が発表された。スタッフに知らされたのは発表の1時間ほど前だったという。
1950年創部の古豪
パナソニックは1950年創部。日本を代表する経営者、松下幸之助が残した「熱意が道を切り開く」という言葉が今こそ試されている。



