盛岡誠桜・高橋翼が完封勝利、釜石商工は16強逃す
盛岡誠桜・高橋翼が完封勝利、釜石商工は16強逃す

盛岡誠桜の高橋翼投手(3年)が15日、きたぎんボールパークで行われた試合で花巻北を相手に9回106球、被安打3、5奪三振の好投で完封勝利を収めた。捕手の菊池崇大(3年)は「九回でも球威や制球が衰えなかった」とその投球を絶賛した。

冬場のトレーニングで脚力強化

高橋投手は冬場のトレーニングで走り込みに加え、スクワットで脚力を強化。下半身を安定させることで試合終盤でもパフォーマンスを落とさないよう練習を重ねた。3月の沖縄遠征では練習試合で完投し、自信をつけた。まずは1勝を挙げ、強豪校を倒してチームとして甲子園初出場の目標をかなえるための一歩を踏み出した。

釜石商工・栗沢主将の分析力

一方、釜石商工は栗沢琉彗主将(3年)の分析力を武器に戦った。相手のミスで同点となり、なお二回二死二、三塁の好機で、初球、2球目と直球で内角を突かれたところで、得意の分析力がさえ渡った。1回戦では外角の球を左方向へ流し打ち2安打を記録しており、「打ちづらい内角を突いてきている」と確信。4球目の内角の直球を読み切り、中前にはじき返して勝ち越しの一打を放った。

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分析力の源泉は釜石中時代のコーチに教わった「考える野球」の面白さから。相手の投球練習では癖を見抜き、盗塁の際には相手投手が投げるまでの秒数を自分の中でカウントして成功率を上げた。二塁手としては常に首を動かしながら仲間の動きを把握し、守備陣を統率した。似内拓也監督は「サインを伝えなくても意思疎通ができる。ゲームを読むのがうまい」と全幅の信頼を寄せる。

中盤以降の失点で16強逃す

しかし、釜石商工は中盤以降に失点を重ね、目標の16強入りはかなわなかった。栗沢主将は次は就職活動という人生の大きな岐路に立つが、「野球と同じように粘り強く取り組みたい」と語り、白球を通じて培った視野の広さで自分の可能性を広げていく意向を示した。(渡辺大翔)

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