第70回高知県選抜高校野球大会(県高校野球連盟、読売新聞高知支局主催)は27日、高知市野球場で決勝が行われ、明徳義塾が高知工を8―2で破り、4年連続25度目の優勝を飾った。両校とベスト4進出の中村、土佐の計4校は、9月12日開幕の秋季四国地区大会県予選のシード権を獲得した。
明徳義塾は三回に先制、着実に加点
明徳義塾は三回、山根の中前適時打で先制。四回に一死満塁から阿部が犠飛を放つなど、着実に加点し、リードを広げ、快勝した。高知工は五回に鈴木の適時打、八回に町田の犠飛で2点を返したが、及ばなかった。
山根、悔しさをバネに先制打
「まずは1点。後ろにつなぐ」。明徳義塾の山根は三回二死一、二塁の好機で、中前打を放ち、先制点を挙げた。今夏の甲子園では1回戦の日南学園(宮崎)戦に1番打者として出場。同点で迎えた九回に二塁打を放ち、勝ち越しの好機を作ったものの、後が続かず、その裏にサヨナラ負けを喫した。「3年生を勝たせてあげられなかった」という悔しさをバネに練習に取り組んできたという。秋季四国地区大会県予選では「新人戦で勝ったからといって、楽に勝てるわけではない。一からチーム作りをして四国大会に出場し、四国でも勝てるようにしたい」と意気込んだ。
両主将、指揮官が次を見据える
田内望夢主将は「新チームでは甲子園の反省を踏まえてシート打撃を繰り返した。走力があるので、チャンスに1点ずつ得点することができた。次の大会では攻撃面などの課題を一つずつ潰していきたい」と話した。馬淵史郎監督は「新チームは走れる選手が多いが、打撃はまだまだこれから。弱い所を徹底的につくような配球も必要だ」と語った。
高知工の鈴木勇汰主将は、4点を追う五回、二死満塁の好機で「まずは軽打で一人でも多くランナーをかえす」と切り替え、低めの変化球にバットを合わせ、二遊間を抜く適時打で1点を返した。今大会直前に腰を痛め、2日前の練習にも参加できなかったが、試合では集中し、痛みを忘れてプレーできたといい、今大会は計7打点を挙げ、4番として49年ぶりの決勝進出に貢献した。今夏の高知大会も4番を担ったが、1回戦で無得点のコールド負け。「負け続きのチームを変えたい」と自ら主将に立候補したという。決勝戦で5失策を喫した守備の強化が課題といい、次の大会に向け、「ピンチでもチャンスでも変わらずに元気にプレーをして打ち勝ちたい」と力を込めた。



