マイナビ出版が運営する電子書籍ストア「Tech Book Zone Manatee」は、2026年8月31日まで10周年感謝祭を開催している。インプレス、C&R研究所、マイナビ出版が発行する約700タイトルのIT電子書籍が最大90%オフとなる。
『サイバー術』が72時間限定で500円
キャンペーンの一環として、『サイバー術 プロに学ぶサイバーセキュリティ』(マイナビ出版刊)の電子書籍(PDF版)を、通常価格3,608円のところ特別価格500円で購入できる72時間限定キャンペーンを開催中だ。開催期間は8月30日24時まで。詳細や購入は特設ページで確認できる。
セール対象のセキュリティ書籍
8月31日24時までのセール対象書籍には、以下のようなサイバーセキュリティ関連のタイトルが並ぶ。
- 『ネットワークをめぐるアキレスの冒険 インターネットの動作原理とセキュリティの基礎知識』(シーアンドアール研究所)坂本俊之著、割引価格422円(通常価格2,109円、80%オフ)
- 『パスキー実践ガイド』(シーアンドアール研究所)小林勝ほか著、割引価格1,907円(通常価格3,178円、40%オフ)
- 『ロールプレイで鍛える! サイバー攻撃対応演習・訓練ガイド』(シーアンドアール研究所)石塚元ほか著、割引価格2,509円(通常価格3,584円、30%オフ)
忍術から学ぶセキュリティの本質
サイバーセキュリティは専門担当者だけの問題ではなく、システムの設計や実装、運用に関わるエンジニア一人ひとりが日々の判断で向き合うべきテーマだ。認証やアクセス制御、脆弱性への対応、ログの取得、インシデント発生時の初動など、セキュリティは開発工程のあらゆる場面に関係する。
一方で、セキュリティ対策を技術用語や製品知識だけで理解するのは難しい。攻撃者がどのように情報を集め、相手の隙を見つけ、目的を達成するのか。守る側が何を観察し、どの経路を封じ、万一侵入されたときにどう被害を抑えるのか。こうした攻防の本質を理解するには、個別の対策だけでなく、戦術や手順を含めた全体像を捉える必要がある。
その手がかりを古代日本の忍術に求めたのが『サイバー術 プロに学ぶサイバーセキュリティ』だ。本書は、忍術の教科書として知られる『万川集海』『義盛百首』『正忍記』を分析し、そこに記された忍の技術・戦術・手順から、現代のセキュリティ課題を考察して適用させた実践フィールドガイドである。
忍術の本質は派手な戦闘ではなく、相手や環境を慎重に観察し、情報を集め、正面衝突を避けながら目的を達成することにある。これは、攻撃者の偵察/ソーシャルエンジニアリング/潜伏/侵入経路の選択/情報の持ち出しといったサイバー攻撃の構造にも通じる。防御する側にとっても、脅威を予測し、重要な情報資産を見極め、異常の兆候を捉え、被害の拡大を防ぐという考え方は極めて実践的だ。
エンジニアが本書を読むべき理由は、セキュリティを「後から追加する機能」ではなく、プロダクトの設計思想や品質そのものとして捉え直せる点にある。忍術の知恵を入り口に攻撃者の視点を身につければ、要件定義/アーキテクチャ設計/実装/テスト/運用監視に潜むリスクを、より具体的に想像できる。さらに、専門用語だけに頼らず、開発者とセキュリティ担当者が共通の視点で議論するきっかけにもなる。
忍術とサイバーセキュリティという一見不思議な組み合わせだが、情報を制すること、相手の行動を読むこと、環境に応じて手段を変えること、そして備えによって被害を抑えることには、時代を超えた共通点がある。本書は、セキュリティ専門職だけでなく、Webサービスや業務システムの開発者、インフラエンジニア、運用担当者にも、新しい視点と実務に生かせるヒントを与える一冊だ。
「Tech Book Zone Manatee」とは
「Tech Book Zone Manatee」は、株式会社マイナビ出版が運営するITを学ぶユーザーに向けた電子書籍ストア。2016年8月のオープン以来、2026年で10周年を迎える。同社および参画している各出版社のIT技術書を中心とした電子書籍販売を主体としており、プログラミングや開発技法など多様なコンテンツを発信している。



