第108回全国高校野球選手権大会第9日の13日、群馬県代表の健大高崎は2回戦で東海大甲府(山梨)と対戦し、1-0で勝利した。台風による天候不良予想で1日ずれ込んだ試合は、先発投手で4番指名打者の佐藤が五回1死一、二塁の場面で右前適時打を放って先制。投げては七回に北田、九回にエース石垣へ継投。最終回に相手の出塁を許すも堅い守りで逃げ切った。3回戦は第12日の第1試合で佐野日大(栃木)と対戦する。
12日深夜に再集合、甲子園へ
12日の第4試合が雨のため、13日の第1試合に順延となった健大高崎。応援団は12日朝6時に群馬県高崎市を出発予定だったが、順延の一報が入って一度解散。深夜11時に再集合し、甲子園にやってきた。それでも1回戦を上回る800人以上が三塁側アルプススタンドに集結し、声をからして応援を続けた。
同校写真部部長の新井康祐さん(18)は、入学前の選抜大会を見て感動し、高校野球の写真を撮るために入部したという。「野球部に甲子園に連れてきてもらった。いい写真を撮って恩返しをしたい」と、夢の舞台で懸命にシャッターを押し続けた。
「ホンダ」響かせ、得点後押し
健大高崎の吹奏楽部は同校のチャンステーマ「ホンダ」で応援を盛り上げ勝利を後押しした。2回戦の応援に帯同できなかった部長に代わり、吹奏楽部35人をまとめたのは、副部長の桜井祐菜さん(17)。突然の大役に「緊張する」と話しながらも、「吹奏楽のコンクールと同じように特別な舞台」という甲子園で全力を傾けた。
五回に訪れた同校のチャンスでは応援歌の代名詞「ホンダ」を響かせ、この試合唯一の得点を後押しした。チームは3回戦への進出を果たした。大役を全うした桜井さんは試合後、「選手の力になる応援ができた」と笑顔をこぼした。



