第108回全国高校野球選手権3回戦で、花巻東が英明に4―0で勝利し、3年ぶりに夏のベスト8入りを果たした。試合後、佐々木洋監督は「うちらしい野球だった」と振り返った。
投手力と走塁が光る
この日はエースの萬谷堅心(3年)ではなく、緩急を生かした投球が持ち味の左腕・赤間史弥(3年)が先発し、6回を5安打、無失点に抑えた。佐々木監督は六回の頭からエースを投入することも考えていたといい、「本当によく投げてくれた」と勝因に挙げた。
攻撃では、1回戦から見せてきた相手のすきを見逃さない走塁が光った。2点をリードしていた六回には1死一、二塁から重盗を仕掛け、3点目につなげた。三盗した走者は、登板も想定された萬谷だった。佐々木監督は「走塁も非常にたけた選手。走らせるかどうか迷ったが、大事な追加点をどうしても欲しいなというところで、行ってくれて本当に良かった」と話した。
「雄星の年の進化版」
次は4強入りをかけて戦う。チームが夏の準決勝に進んだのは、2009年と13年の2回。このうち、09年は左のエース菊池雄星を擁し、「雄星頼み」だったという。
今年は複数の好投手がいる点で違い、さらに「攻撃も機動力の野球だったが、今年は、そこにプラス長打を打てる子たちがいる。あの時の進化版じゃないかな」と期待を寄せた。



